Loading

風景写真家・松井章のブログ

晩秋の奥多摩:東京都の最高峰・雲取山へ 2日間

1.jpg
先週末は“雲取山”へ。
1泊2日の行程で、トレッキングをしてきました。
雲取山は100名山の一つとして、東京都で唯一の山です。また、東京都の最高峰(2,017m)です。
奥多摩の山塊の中では割と奥にあるので、アプローチには時間もかかります。日帰り往復は健脚向けの登山となるでしょう。一般的には、1泊2日の行程がベターです。
私たちは、七ツ石山と雲取山の間にある奥多摩山荘でキャンプしました。少し遅い出発であったので、キャンプ到着は午後2時頃。5分ほど離れた水場で水を汲み、残りの時間はのんびりしました。
このキャンプは、非常に展望が良いです。富士山を展望する西側の尾根が広く伐採されているからです。テントから頭を出せば富士山が見えるような好立地でのキャンプ。見上げる広い空と富士山があるので、幸せなキャンプ地の滞在です。
紅葉に関しては、奥多摩・御嶽近郊では、標高約800mまでが見頃です。残念ながら、雲取山(登山口を含む)は標高が高いために紅葉はほとんど終わっていました。キャンプ場付近の1,800m付近は既に葉は完全に散り、初冬と言える様相です。
日が陰ってから気温はぐんぐんと下がり、テントの外張りにうっすらと霜が下り、夜空には凛とした星々が輝いていました。
2日目の朝、空身で雲取山の山頂を往復、約1時間半。2日目も天気は素晴らしく良く、西側には富士山が見えます。雲取山の山頂からの富士山は、手前の箱根山塊よりも高くに見えるので、富士山の美しいラインがスラッと下まで望めます。
西の遠くには、南アルプスが望めます。光岳、荒川三山、甲斐駒、北岳がずらりと望めますが、山頂部は綺麗に真っ白でした。
キャンプに戻り、少し名残惜しいですが、テントを撤収して下山。一泊することで一日の行程に余裕が出るので、富士山を望みながらゆっくりしつつ、後ろ髪を引かれる思いでの下山となりました。
天候に大変恵まれた2日間でした。
《 行程 》
1日目:小袖乗越〜奥多摩山荘 (テント泊)
2日目:奥多摩山荘~雲取山山頂~奥多摩山荘~七ツ石山~小袖乗越
2.jpg
3.jpg
<4.jpg
右が雲取山の山頂
5.jpg
6.jpg
5.jpg
キャンプでは、細やかながら、気持ちは盛大な煮込みラーメンを食す

パタゴニア・フィッツロイ山麓:秋は秋らしく静かに暮らす

フィッツロイ山群の大氷河:ビエドマ氷河ハイキング

関連記事

  1. 【日本の絶景写真】京都・南禅寺の三門と新緑の風景

    2020.06.07
  2. 房総の館山から望む富士山

    2024.04.10
  3. 【日本の風景写真:春】長興山紹太寺のしだれ桜/日本人の神美世界の象徴「桜」

    2020.03.25
  4. 西表島の苔むす原生林を歩く

    2024.04.07
  5. 縄文の名残:奥多摩・古里のイヌグスと社

    2014.05.07
  6. 【日本の風景写真】「富士山」から辿る日本人の原風景の変遷

    2020.04.13
パタゴニア
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP