デナリ国立公園の入口から車で約6時間、最深部にあるロッジの一つが、キャンプ・デナリです。
写真家・星野道夫の本でもたびたび登場するシリア・ハンターとジニー・ウッドが1954年に創設しました。まだアラスカがフロンティアと呼ばれる時代に、アラスカを駆け回った人々の人生が交錯する場としても重要な存在でした。
伝説のロッジとも形容されるほどに有名で、1年前から予約でいっぱいになるほどに非常に確保が難しい宿です。
キャンプ・デナリは、北米最高峰デナリ(旧名:マッキンリー)を望む高台に、20棟ほどのロッジを所有します。2人で一つのキャビンを貸切り、中には薪ストーブもあります。ロッジは全てデナリ側に入口が位置するので展望も抜群です。
中央のメインキャビンには、大きなレストランやリビング、シャワーなど、設備で困ることもないです。極北のウィルダネスにじっくりと滞在しながらも、しっかりとしたサービスを受けることができる贅沢な宿泊なのです。
食事は5星と言われるほどに洗練されていて、滞在中はホスピタリティ溢れるスタッフがお世話してくれます。
3泊4日、または4泊5日の間は、お金や世間のことは全て忘れて極北の自然を満喫できるように考え抜かれたシステムですので、デナリ国立公園入口でバスに乗ってからは全てお任せとなります。
日中は、ガイドとともにツンドラの原野を歩いたり、カヌーを漕いだりと、体力や趣向に合わせたアクティビティが用意されています。
トレイルのない完全なバックカントリーの原野は、スポンジのようにふかふかです。ブルーベリーをはじめ、ベルベリーやクロウベリーなどをつまみ食いしながら、極北の原野を歩きます。
国立公園の最深部から望むデナリ(旧名:マッキンリー)の山頂部は、想像する以上に高くにあることに驚くでしょう。山麓のツンドラと山頂との標高差は約5500m。これだけの標高差を一望できる山塊は世界でもここだけではないでしょうか。。
アラスカ鉄道との接続も良く、1名からの個人旅行でも、フェアバンクス空港発着にて手配できます。
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