世界中どこでも手に入るコカ・コーラ、もちろんペルーでもポピュラーだが、ペルー生まれの“インカコーラ”には太刀打ちできない。
ペルー人のお家に招かれると、まず“INCA OR COCA?”と聞かれる。
これは「飲み物はインカコーラと普通のコーラどちらにしますか?」という意味で、ほとんどの人が「インカ!」と答えるでしょう。
黄色い色の、安っぽいかき氷シロップのような、もしくは子供用の風邪薬のような味の炭酸飲料で、独特の風味はイェルバ・ルイサ(YERBA LUISA)というミントに似たハーブからきています。
黄金のインカ帝国の色、ということでこの名前がついたそうで、日本でもGOLDEN COLAという名前で輸入食品店などで売っています。
◎中南米グルメ・コラム「ラテンの台所」:文/中島