テント泊のトレッキングでは、水分をどのように摂るかは重要な問題です。
南米のアンデスでは、標高の高いアンデスを始め、気温の差が大きいギアナ高地など、コースにより持って行く水筒の種類も異なります。
たとえば、標高4,000m以上を歩くアンデスでは、温かい水分を多量に摂る必要があります。スタッフがお湯を朝・昼・晩の一日3回でお湯を沸かすので“テルモス(魔法瓶)”に入れることになります。一日分を持って歩く必要はないでしょう。お昼の時に、補給すれば良いからです。しかし、テルモスだけでは、量が少ない感はあります。その予備に、市販のミネラルウォーターのペットボトルを使用する方もいますが、お勧めできません。現場では、煮沸した熱いお湯を用意するからです。お湯が冷めるまで待つ時間も朝にはないですので、“耐熱性のボトル”も必要となります。
一番確実なのは、テルモスと耐熱性のボトルをそれぞれ用意する事になります。
パタゴニアのトレッキング、ギアナ高地、ペルー・ワラスのブランカ山群、インカトレイル、それぞれのトレッキングで特徴もそれぞれ異なりますので、ご出発前には装備の面でも詳しくご案内します。
写真(左):サーモス 山専ボトル
※栓の手入れがしやすい設計で、落下に強いリング・カバーは便利。
写真(右):耐熱性ボトル Nalgene
※軽くて、丈夫。広口のものは中まで手洗い可能。