グアテマラの子供達が置かれている環境というのは、私たち日本人からみると、とても厳しい状況にあります。家庭には様々な問題もあり、私のような訪問者には計り知れない問題を子供たちが抱えているはずです。実際に支援を受ける子供の家を訪問させていただきましたが、とても簡素な家に住んでいます。支援がなければ、両親の仕事を手伝っていたでしょう。そして、そんな環境に置かれている子供がたくさんいる。もちろん世界中に億単位でそんな子供がいるでしょうが、それでも小さな手助けをささやかにすることはとても大切だと思います。
日本人だけが豊かであれば良いわけではありません。自国だけの豊かさを優先しても、個々人は幸せにはなれないでしょう。地球に生きる生き物は運命共同体であり、国境を越えてグアテマラの子供が抱える問題は私たちの問題でもあります。環境問題も然り、「全てがつながっている」という新しい意識が今必要とされているのではないでしょうか。
お金を出すだけではなく「顔の見える支援」を、支援者に代わって現場で奮闘する“青い空の会”代表の白石さんは、そんな現実や地元の人々の葛藤と向き合う日々なのだろうと思います。もちろん厳しい現実だけではない大きな喜びもあるでしょう。そんな体験も支援者の仲間になることで、日本にいながら追体験できるのではと思います。支援される子供たちから、私たちが逆に学ばせてもらう小さな気づきもきっとあるはずです。
支援者として、ほんのわずかなお金を送ることで、遠い国のグアテマラで一人の子供が学校に行っている。そんな事を考えると、日本で生きる日々の中でも一つのアクセントになるでしょう。
そんな子供達がグアテマラの未来を支えていく。つまり、世界を変えていく。そんな未来への想像力を持って私たちが支援を実践することは、私たち自身も周りの社会を変えようとする肯定的な未来志向の原動力になると信じて、私も微力ながら活動を応援したいです。
「青い空の会」の活動にご興味のある方は、ぜひ下記のホームページとブログをご覧ください。そして、ぜひ里親になっていただければ幸いです。日本の貨幣価値でいえば決して大きくないお金が、グアテマラの子ども達にはとても大きな助けとなります。
●「青い空の会」HP http://www.geocities.jp/aoisora_gj/index.html
●「青い空の会ブログ」 http://aoisora-nokai.cocolog-nifty.com/blog/