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クスコの5月の祭り「聖体行列」
5月30日、ペルーのクスコにて、お祭りを観覧して来ました。
お祭りの名前は「聖体行列」です。
スペイン語では「Procesión del Corpus」、英語では「Corpus Procession」と呼ばれています。
その名前から分かる通り、キリスト教カトリックのお祭りです。
アンデス高原の民・ケチュア族は、キリスト教徒と元来の太陽信仰の2つの信仰を併せ持っています。
日本のお祭りのように、神輿を担ぎ街を練り歩きます。
この日のクスコ中心部のアルマス広場は人で埋め尽くされて、まともに歩くことはできないほどの賑わいでした。
神輿は町内会ごとに異なるのか、衣装や楽団も神輿により異なります。
中には熱が入りすぎて、乱闘寸前の神輿もあり、面白いです。
キリストの像を神輿としていますが、南国調の神輿もあったり、とても厳かで真面目な神輿もありました。
神輿を担ぐ人の衣装もグループごとに異なり、黒いスーツで固めているかと思えば、インカ族の衣装をまとう人々もいます。
5月の末は、このキリスト教のお祭りで盛り上がります。
このお祭りが終わると、ケチュア族の人々は、一気に6月下旬の夏至の祭り「太陽の祭り(インティライミ)」へとムードは切り替わります。
翌日には、キリスト教の雰囲気を一気に脱ぎ捨てて、インカのケーナの音が響き渡り、早くも一ヵ月先のお祭りへ向けて準備が始まっています。
仕事が終わる頃の夕方には、町内会ごとに子供たちを集めて、ダンスの練習を始めていました。
撮影機材
★撮影機材:(ボディ)SONYα7R IV、(レンズ)ZEISS Batis 2/25, SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8 FE, SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN