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ブラジル・レンソイス砂漠で満天の星空観測
レンソイス砂漠で野営をすると、地平線まで星に埋め尽くされた夜空を見ることができます。
少なくとも半径約5、6km以内には確実に誰もいない、無人の砂漠です。
風が止めば物音一つしない静寂の中で、星空を見上げることは、お金に代えられない価値がある贅沢な体験です。
南半球の天の川は、北半球よりもはっきりとしています。
星が集まり一筋の大河のような星空を見れば、「天の川銀河」と呼ばれる理由もよく理解できるでしょう。
まるで雲のように見えることから、星雲とも呼ばれることも納得です。
実際に、初めて南米の星空を見る人には、しばらくは夜空が曇っていると考えたりするものです。
それは雲ではなく、星雲であることを教えると茫然としてしまう人がいます。
天の川の動きは思いのほか早いものです。
「天の南極」と呼ばれる軸を中心に、天の川は時計回りに回転しているからです。
“万物は流転する”という言葉は、哲学ではなく真理であることを、体全体で感じ取ることができます。
【動画】空撮絶景:レンソイス・マラニャンセス国立公園の幻想風景
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