ウユニ塩湖でキャンピングカーに滞在していると、移動時間を全く必要としないのは、とても大きなメリットだ。
フィールドの中で一日過ごしているからだ。乾季ウユニ塩湖ならではの絶景のグランピング体験だ。
たとえば昼食の後に部屋で一休みをしてから、ドアを開ければ(当然のことなのだが)ウユニ塩湖が広がっている。一日をフルに使うには、キャンピングカーは最高の手段なのだ。
誰もいない場所に行きたくなったら、常備されている自転車が威力を発揮する。
5分も自転車を漕げば、耳が痛くなるほどの沈黙の世界に身を浸せる。
注意することといえば、キャンピングカーが視界から消えてしまうほどには、遠くまで行かないことだろう。
伝説のキャンピングカー「エアストリーム」は銀色で輝いているが、油断するとウユニ塩湖の色に溶け込んで見失うことがある
遮るものが全くないので、地平線を目指してついつい遠出してしまうが、時々後ろを振り返って復路のことを考えたい。
それは、とても贅沢な悩みなのだ。