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「精霊の谷」アルマスの谷
標高3900m、ラパス郊外にある「アニマスの谷」は、まだツーリストがほとんど来ない静かな谷です。
日本語では「精霊の谷」あるいは「幽霊の谷」と訳すことができます。
かつて氷河期には氷河に覆われていたそうで、その後の温暖化で地表に出ると風雨による浸食と風化により、この荒々しい山が形成されたそうです。
森林限界を越える場所ですが、谷の周囲には人の暮らしがあり、牧場まであり牛が草を食んでいることに驚きました。
アンデス山脈の麓にあることから、水に恵まれているのでしょう。
パルカ渓谷
アニマスの谷の裏に回ると、壮大なパルカ渓谷を見ることができます。
この渓谷から東へ、標高が一気に3000mも下がる急斜面で、わずか100km先は大アマゾンのジャングルとなります。
アンデス山脈とアマゾンの間、乾燥と降雨という2つの気象の狭間で、激しい天候に作り出された絶景の谷です。