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パタゴニアの南極ブナ:常緑のコイウエ
コイウエの木は、常緑樹だ。
そのため、葉には少し厚みがあり硬く、光沢がある。
“レンガ”や“ニレ”ほどには目立たない木だ。
育つには多くの水と光を必要とするために、南極ブナの“レンガ”の森の中で、コイウエは湿った土地を好む。
樹齢は最も古くて500~600年とも言われる。
南部パタゴニアでは、“レンガ”“ニレ”“コイウエ”の3種類の南極ブナが、環境に合わせて住み分けをして、森の大部分を形成している。
*Coihue(Guindo): Nothofagus betuloides