Loading

風景写真家・松井章のブログ

パンゲア大陸に遡るパタゴニアの樹木「南極ブナ」の歴史

1.jpg

パタゴニアと亜南極の樹木:南極ブナ

南部パタゴニアでは、森といえば南極ブナだ。
氷河から吹き降ろす冷たい風に耐えて、環境に合わせて姿を変える柔軟性を持っている。
南極ブナは、その名の通り、かつて南極に生えていた。
それを証明するように、南極ブナの化石が南極半島で見つかっている。
起源は定かではないが、2億年前のパンゲア大陸の時代にまで遡ると言われる。
2億年前はパンゲア大陸が南北に分裂を始めた時代だ。
その後、6500万年前には、南米・南極・オーストラリアが一つの大陸となり、北米・アフリカ・インド・ユーラシアとは海を隔てることになる。
現在の南極ブナは、40種ある。
その内の9種はパタゴニアに自生し、30種はオセアニアにある。
亜南極と呼ばれる地域に自生する、南極と縁の深い植物なのだ。
さらに40種の南極ブナの化石も発見されている。
化石は、南極半島とタスマニアに多い。
最も南で発見された化石は、南極点から400kmの地点だ。
南極を軸に、大洋をはるかに越えて繋がる“南極ブナ”の歴史には、ロマンを感じている。
*Nothofagus
2.jpg
3.jpg

パタゴニアの南極ブナの森を覆うサルオガセ「お爺さんのアゴヒゲ」

暴風圏の樹木:パタゴニアで繁栄する「南極ブナ」

関連記事

  1. パタゴニア:フィッツロイBCで迎える朝焼け

    2016.04.09
  2. 【野生動物の写真撮影】南米のラクダ“グアナコ”

    2020.04.23
  3. パタゴニアの草原の町・カラファテにて

    2025.12.07
  4. 前進するペリト・モレノ氷河が作る氷のアーチ

    2015.04.20
  5. パタゴニアの遊牧民「ガウチョ」の祭りにて

    2018.07.20
  6. 春の中部パタゴニア・アイセン地方に咲き乱れる:サクランボの花

    2015.09.08

キーワード検索

2026年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP