「サクラソウ」というと、ヒマラヤをイメージしてしまう。
春から初夏のモンスーンにかけて、ヒマラヤの各地で咲くサクラソウは様々だ。
特に印象が強いのは、ブータンだ。
ぼんぼり状に丸く花を付けたサクラソウが、紫色に咲き乱れる。
パタゴニアにも、サクラソウが自生しているのだが、あまり自己主張をしない。
湿った土壌を好み、足元の小さなブッシュの中から、ひっそりと顔を出すように咲いていた。
学名は、Primula Magellanica。
直訳すると、マゼラン・サクラソウ。
地の果てのサクラソウらしい名前だ。
葉は他の植物の茂みに隠れていて、残念ながら写真には写っていなかった。
*Primula: Primula magellanica