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アンデスのマスコット:ビスカッチャ
「ビスカッチャ」は、ウサギのような外見をしていますが、ネズミの仲間です
南米大陸で有名なネズミと言えば、低地に済むカピバラでしょうか。
体長1mを超すカピバラと異なり、食料の乏しい環境に暮らすビスカッチャは小型で体長30cmほどです。
主にアンデス山脈の高原に広く生息していて、寒さに適応して厚い毛皮に覆われています。
とても臆病で人前にはなかなか姿を見せることなく、十数頭の群れで岩場にある穴に暮らします。
このビスカッチャを見るチャンスは午前中です。
朝日が岩場を照らすと身体を温めるために、しばらく岩の上で日光浴をするからです。
活動的に動く姿を目にすることはなく、見つけるときは必ずと言っていいほど、のんびりと日光浴をしているときです。
目を半開きで眠そうにしていますが、人が近づくとすぐに岩場の奥に隠れてしまいます。