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風景写真家・松井章のブログ

エンジェルフォール山麓:山小屋泊をお勧めする理由


世界最高落差の滝・エンジェルフォールでは、滝の近くにある山小屋(ラトンシート・エリア)に「1泊2日ハンモック泊」するのを、まずお勧めします。

基点となるカナイマ・ラグーンから丸2日間の時間を取ることが必要ですが、その価値は十分にあるでしょう。

山小屋と言っても壁のない小屋で、いわゆる“掘立小屋”という部類に入ります。トタン屋根の下の大きなスペースに、ハンモックをたくさん吊るだけのいたってシンプルな作りなのです。各ハンモックは、蚊帳付きです。

そんなシンプルな宿泊をする十分な価値とは何でしょうか。

それは、エンジェルフォール展望のチャンスが圧倒的に長いことです。

「日帰り」で往復することも可能ですが、エンジェルフォールの直下での滞在時間はとても短いものです。
カナイマ・ラグーンから最短でも約3時間ボートで川を遡り、さらに約1時間のジャングル・ハイキングを経て、やっとエンジェルフォール展望台に着くからです。
「日帰り」では、エンジェルフォール滞在時間は圧倒的に少ないのです。

「1泊2日」でエンジェルフォールに行くとき、当然の事だが、滞在時間はとても長いです。
また、ボートは他のツーリストと分乗となりますが、ほとんどのツーリストは1泊2日で行くので、日帰り選択するとチャーター費用として追加料金が発生する可能性もあります。

世界でも最も天候の不安定な地域と言われるギアナ高地では、その滞在時間の長さはとても重要です。
確実にエンジェルフォールを見るために、少しでも展望チャンスの長い「1泊2日ハンモック泊」で、確実にエンジェルフォールに臨みたいところです。

他方、「エンジェルフォール遊覧飛行」をメインに考えることも難しいです。
気流が非常に不安定なエンジェルフォールでは、セスナ機は2~3回ほど旋回をできたなら、運が良い方だからです。
「エンジェルフォール遊覧飛行」は必ず乗った方が良いのだが、その展望チャンスは考えるほどには無いことが大半なのだ。

南米アンデス・トレッキング④:専属ガイド同行『インカトレイル』

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