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「プカラの牛」とは
「プカラの牛」とは瓦屋根の両端に乗せられた魔除けの一種です。
アンデス山脈では民家の屋根に良く目にするこの伝統的な装飾品は、ペルー南部、クスコとチチカカ湖の間のプーノ地方で生まれました。
スペイン人の侵略以前(16世紀以前)までは、南米原産のリャマやアルパカをモチーフとしていました。しかし、スペインによる侵略の後、インカ伝統の偶像を禁止され、代用として牛がモチーフとなりました。
プカラではプーノ地方において最も秀逸な陶器を作っていたことから、いつしか「プカラの牛」と呼ばれるようになりました。
今はペルー文化省が文化遺産として認定して、陶芸職人の活動をサポートして、文化の継承を目指しています。
細かい装飾が施された像は、その全てに意味があります。形や模様だけではなく、色にも深い意味があります。これは魔除けとしての機能だけではなく、幸福や繁栄を約束する祈りも込められています。
沖縄のシーサーに酷似していることも驚きです。
ペルー文化遺産「プカラの牛」巡回展(東京)
ペルー大使館主催で開催されている「プカラの牛」巡回展のセレモニーにお招きいただきました。
会場では、ペルーの自然保護区をテーマにした写真展も併設されています。
東京会場の渋谷区役所では、11/6(日)まで開催しています。
その後、名古屋や沖縄に移動するそうです。
<東京>
日付:2022年11月2日(火)~ 6日(日)
時間:10:00 – 18:00
場所:渋谷区役所15階スペース428
〒150-8010東京都渋谷区宇田川町1-1
<名古屋>
日付:2022年11月24日(木)~28日(月)
※27日(日)のみ休館日
時間:10:00 – 18:00
※25日(金)のみ20:30まで
場所:あいち国際プラザ 1階展示コーナー
〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸2-6-1
<沖縄>
日付:2022年11月15日(火)~18日(金)
時間:10:00 – 18:00
※最終日のみ15:00まで
場所:沖縄県立博物館県民ギャラリー2
〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
▲文化大使で来日したマリソルさん。2009年頃の「太陽の祭り」のツアー・ガイドでお会いして以来です。
動画:【ペルーの絶景集】悠久のアンデス山脈と世界遺産マチュピチュ、チチカカ湖へ
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