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先住民ケチュア族の生活に欠かせない「リャマ」とは
コルカキャニオンに向かう途上、サリーナス・イ・アグアダ・ブランカ自然保護区では、アルパカやリャマ(ラマ)の放牧は日常風景の一つです。
前回はこの自然保護区のアルパカを紹介しましたが、今回はリャマを紹介します。
リャマは、アルパカと同じように人とともに生きるラクダです。アルパカに比べると体は大きいので、アルパカとリャマの違いは体長でおおよそは判断することができるでしょう
アルパカからは高級な毛を採れますが、リャマの毛はゴワゴワと硬いので、毛は安価で織物や手袋、毛布やロープなどに使用されます。また、皮下脂肪はロウソクに使用され、糞は燃料、肉は貴重な食料となります。
体が大きく、体重は100~150kgあることから、荷役でも活躍しています。アンデス山脈の高所での山岳トレッキングでは、リャマがテントなどを運搬することが多いです。
古代には祭祀では生贄としてリャマが捧げられることが多かったのも、それだけ人の生活に密着する存在であったからなのでしょう。
このように、リャマはアンデス山脈に生きるケチュア族の人々にとって重要な生き物なのです。
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