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バスク名物「ピンチョス」とは
ピンチョスは、バスク地方を中心にスペイン北部で愛される料理の一つです。主に、「バル」で食すことができます。
小さく切ったパンに食材を乗せて、串や楊枝で刺しているのが特徴です。パンに乗せる食材は様々で、生ハムやオリーブ、魚ではタラやアンチョビなど、独創的なピンチョスは日に日に増えています。
ピンチョスの歴史はまだ新しく、スペイン軍事独裁政権の時代が終わり、バスク地方の自治権の回復とバスク文化の発信とともに、バスク料理の“ニュー・ジュネレーション(新世代)”と呼ばれるシェフ達により開発されたのです。
「タパス」と「ピンチョス」の違い
スペイン名物のタパスとピンチョスは、最近ではスペイン料理の軽食の同義語として使われることもあります。
正確には、ピンチョスは前述の通りにパンに串に刺した形状が基本でが、バスクを中心としたスペイン北部では軽食全般をタパスよりもピンチョスと呼んでいます。
タパスは、スペイン料理の軽食やつまみの小皿料理の総称であり、バスク周辺以外の地域では「タパス」と呼ばれます。
ピンチョスとバル巡り
タパスもピンチョスも「バル」で食される軽食です。立食のバルを何軒もはしごする「バル巡り」に、タパスやピンチョスは欠かせないものでしょう。
多くのバルではテーブル席よりも、立ち飲みの方が賑わっているのがスペインのバルです。予約をする必要もなく、どんなに混んでいてもわずかなスペースに潜り込んで喧噪の中で食べて飲むのは、バル巡りの醍醐味でしょう。
古都サンセバスチャン:旧市街のバル巡り
バスク地方の古都サンセバスチャンは、バスク料理の中心地として世界中からツーリストが訪れます。旧市街のサンタマリア教会と憲法広場の周辺には、数十軒のバルが集まっているので、バル巡りに最適です。
また世界的に有名なピンチョスの名店も、旧市街に集まっています。
ガイド同行ツアー「ピンチョス食べ歩き」
アンディーナトラベルでは、専属ガイド同行で「ピンチョス食べ歩き」ツアーも手配可能です。
奥の深いピンチョスのバル巡りに、専属ガイドがご案内します。